
予備校と塾の違いとは?選ぶ目安はある?
医学部受験を考慮している人の中には、医学部予備校もしくは塾へ通学することを想定している人も多いと考えられます。
しかし両方の違いをはっきり理解していない人も少なくありません。両方の違いをしっかりと理解して選択することはとても大切といえます。
学習塾の特徴と指導する方法とは?
学習塾においては講義スタイルではなく授業スタイルで行われるため、教師と塾生の双方向のやりとりによって授業が進んでいきます。さらに、教師と生徒間の距離感も非常に近く質問がし易いところや面倒見のいいレクチャーを受けることができることが評価できるポイントといえます。
しかし、教師については大学生といったバイトが多いことから、予備校の専門教師と対比して指導力はそれほど高くないといえます。その結果、推薦入試をターゲットにしていて内申点に効果的な対策をしたい人や内部進学を思い描いている人が向いています。
さらに、一般入試を目標にしている中でも面倒見の良点や質問しやすい周辺環境で勉強を進めたい場合は検討すると良いでしょう。
受験に特化している予備校の特徴とは?
予備校については受験だけに絞り込んだレクチャーを行います。ですから、大学受験で成果を得るために通学するところといえるでしょう。 授業に関しては講義スタイルとなります。学校の授業とは異なって教師の説明を主として授業が進みます。
さらに、予備校は思うままに講義を選択して受講できることから、たくさんの生徒に高い評価を得ている人気になっている講義が受けられます。受験のエキスパートに入試において高い得点を取るためのメソッドやポイントを学習できる点は頼りになります。
しかし、受験を想定している全部の生徒に適しているかというとそんなことはありません。予備校は入試対策のための講義が施されますので、高校の授業の知識がある前提条件で進められます。それに加えて、塾と異なり日頃の管理や学習法を細部にわたって指導してもらえません。
その結果、進学校の生徒やプランを立てて自分自身で勉強を進められる生徒が向いています。また、予備校に関しては受験に的を絞っているため、受験を重要視している受験生に相応しいです。予備校にそれぞれの大学毎の入試についての情報が準備されているため、受けたい大学の問題の出題傾向に見合った勉強や受験に効果的な対策の授業が受けられます。
さらに模擬試験を受けることもできますから、現時点でのレベルを正確に把握できます。
主な相違点と選択するときの目安とは?
予備校と塾の相違点として、 教える目的が違います。予備校は受験指導を実施することが目的であるといえ、一方塾は学校の授業もしくは定期テストの指導を行うことを意識しています。
したがって予備校及び塾のいずれか一方が秀逸であるということはありませんが、指導目的や授業のスタイルや難易度に開きがありますので、予備校及び塾各々に適した生徒が分かれることになります。ですから、選ぶ目安として、目的が大学受験の克服という明確な目標があるなら、予備校で学習することが最適といえます。
塾は、学校の授業をターゲットにした勉強のためのサポートという側面があります。一方、予備校は、高校生もしくは浪人生を対象として大学受験に的を絞ったレクチャーを受けることができます。要するに、個々に強みである分野が異なってくるといえます。
一概にいずれの方が良いかとは言うことができず、自分自身にマッチする方を選定するのが望ましいと言えるでしょう。